畑仕事にはマインドフルネスな効果があると思う今日この頃。 New!

こんにちは。花祭窯おかみ&アートエデュケーターふじゆりです。

最近「畑・野菜の作り方を習う講座」に参加しています。これまでにも何度か我流で「家庭菜園」にチャレンジしたことはありましたが、いずれも中途半端に終わっていました。造園・ハーブの専門家である友人が「各家庭単位で食料自給率をちょっとでも上げることができたらいいと思って」と始めた事業。季節ごとの畑仕事のやり方を、一年(十二か月)かけて学びます。十名の定員は募集からあっという間に埋まったということで、関心の高さに驚きました。

受講生の顔ぶれは、畑を持たず、まずはスタート地点に立ちたいという人(わたし)、すでに家庭菜園をしているけれど思うように育っていないという人、今持っている菜園を自然農法に切り替えたいという人、家庭菜園からスタートして、地域の農産物直売所にも出荷をしているという「農家」に近い人も。真摯に楽しそうに農作業に取り組む姿は、畑キャリアにかかわらず皆さん共通です。

畑では、カエルやミミズや小さなムカデなどに出会いますし、雉のつがいに出くわすことも。また姿は見えなくても、モグラやアナグマがウロウロしていた気配がうかがえます。自然農法で、農薬や除草剤や化学肥料を使わない方法なので、生き物に優しいのですね。生き物に優しいということは、野菜にも優しいし、もちろん人間にも優しいということだと、身をもって実感しながらの農作業です。

お天気や気温に大きく左右される畑仕事は、事前にある程度の計画を立てていても、その日その時により変わってくるのが当たり前。必然的に「今日、今、やるべきこと」への集中が要求されます。畝づくり、草取り、水やり、収穫など、もくもくと作業をしている間、そのこと以外を考える余地はありません。時間が経つのもあっという間で、帰途につく頃には、頭のなかがスッキリなのです。


花祭窯おかみ・ふじゆり(藤吉有里)

「古伊万里」の名で知られる肥前磁器の伝統工芸文化、技術を基にした窯元「花祭窯」のお内儀。おかみとして窯を支えつつ、自らもアートエデュケーターとしてMeet Me at Artを主宰する。

花祭窯(はなまつりがま)
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