便秘でイヤなこと。

便秘が続くとさまざまな不快症状がおこってきます。人によっては日常生活に支障をきたすことも。便秘にともなう不快な症状にはおもに次のようなものがあります。

おなかの張り、痛み、おなら

健康な人でもガスは出ますがとくに便秘をしていると腸内で悪玉菌がふえて腐敗発酵をおこし、ガスが発生しやすいのです。

そのため便秘の人はとくにオナラが出やすくなります。また便秘によって便で出口がふさがれると、行き場を失ったガスは腸内にたまるため、おなかの張りや痛みが起こりやすいのです。

肌のトラブル

にきび・肌荒れ・しみ・そばかすなど、はだのトラブルもよくみられます。これは自律神経のはたらきがみだれることにより、皮膚の血行がわるくなるためです。

お肌ブツブツ

腹痛・頭痛・肩こり

腸内にガスがたまると、背中や腰を圧迫するためにその周辺に痛みを生じることがあります。

腰や背中が張るように痛いのも便秘から来る不快症状である可能性があります。 また頭痛や肩こりも便秘の人によくみられる症状です。これも自律神経のはたらきが乱れることによって起こります。

食欲不振、口臭、舌苔(ぜったい)

食欲がなくなる、口臭がきつくなる、舌に白いコケのようなものができるなどの症状もよく見られますが、便秘との因果関係はよくわかりません。

気になる口臭

イライラ、不眠

便秘という状態では不快な気持ちになのは当然です。それにおなかが張るという事態になればイライラして怒りっぽくなったりストレスがたまったりもするでしょう。

そのような状態がつづけばこんどは夜も眠れなくなってしまう可能性もあります。不眠がつづけばイライラに拍車をかけるという悪循環になってしまいます。

イライラ!

*** 豆知識 ***

『自立神経とは・・・』

心臓や消化器・血管など、自分の意思とは関係なくはたらいてる器官に分布して血液循環や消化吸収など体を維持していくのにかかせないはたらきをコントロールしている神経です。

自律神経には交感神経と副交感神経の2系統がありそれぞれ相反するはたらきをすることで調節をはかっています。

たとえば交感神経が緊張すると心臓の鼓動が速くなり、副交感神経が緊張すると遅くなるといった具合です。自律神経のはたらきがみだれるとさまざまな変調がおこります。

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