第54話スズメのお宿はヨーロッパ?日本?


前回はどんぐりとカケスのお話をしましたが

今回も食の話題から少し離れて

誰にとっても親しみ深い鶏

スズメ

のお話をします。



先週芝生の中にスズメを見かけました。

春が来た!とばかりに

楽しそうに遊んでいましたね。

こちらが日本のスズメです。

皆さんよくご存じですよね。



そしてこちらがヨーロッパスズメ

去年の夏ドイツで撮った写真です。



ん~?何かが違う?

アップにしてみましょう。



手前の飛び跳ねているのがオス

後ろにいるのがメスです。

なんだか日本のスズメと顔が違います。


そう、ヨーロッパスズメ

日本のスズメとは違う種類なんです。

そして日本のスズメはオスもメスも

同じ見た目ですが

ヨーロッパスズメはオスとメスが

はっきり違います。



こちらが日本のスズメ(左)

ヨーロッパスズメ(オス)


・・・すみません、この子、どう見ても

水浴びしたばかりでしょぼいです(笑)


さて、前置きが長くなりましたが

このヨーロッパの町でよく見かけるスズメ


英語で

HOUSE SPARROW

と言います。

学名はPasser domesticus

どちらもつまりはイエスズメ

名前からして、このイエスズメ

ヨーロッパの人々にとっては

馴染み深いスズメであることが

分かりますよね。



こちらがイエスズメ

左からオス、幼鳥、メスです。

古い写真なので解像度が悪くてすみません。


フランスで暮らしていた時に

庭に遊びに来た親子です。



イエスズメの分布を見ると・・・

日本にはいないことがわかります。


あ、こちらの地図と分布は

かなり大雑把に描いてますので

詳しく知りたい方は専門のサイトを

見てくださいね!


で、お待たせしました!

日本人にとってなじみ深い

スズメ

は・・・


TREE SPARROW

と言います。

さらに学名はPasser montanus

TREEは木ですし、学名のmontanus

は「山がちの」の意味。

つまり、こちらのスズメ

名前からしてイエスズメより

田舎に住んでそうですよね。



実際、分布図を見ると

多くの地域で両方の種類のスズメ

共存していることがわかります。


そして、2種類いる場所では

身体の少し大きいイエスズメの方が

人間の住む場所にいるのです。


というわけで

ヨーロッパの多くの町で出会うのは

こちらのイエスズメになります。


私たちのよく知るスズメは・・・というと

森と耕作地や牧草地が混在するような

場所に住んでいます。

そこでは本当にシャイな野鳥になっていて

気を付けていないと目にすることが

できないくらいなんですよ。



そんなシャイなスズメ

イエスズメが生息しない場所では

立派にスズメしてます!

それが日本のスズメたちです。


日本ではいいおばあさんに

助けてもらったお礼につづらをくれたり

までしてますよね(笑)

スゴイ出世です!



ここっとさんもぜひスズメを助けて

つづらをもらいたいものです。

(大きくていっぱい入ってる方希望!笑)


冗談はともかク…(半分本気だけど)

スズメはとっても賢い鳥で

人間と暮らすと言葉を覚えて

お喋りする子もいるんですよ!

とてもなじみ深く可愛い小鳥。


そんなスズメも、イエスズメ

世界各地で数を減らしています。

日本のスズメの数は20年で半分に

なってしまったそうです。

なんだかちょっと心配ですね。


(ここっとさん)


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ここっとさん

フランスで10年以上暮らして帰国した経歴を持つここっとさん。ハーフの二人の男の子、そしてインコのマメルリハ、ウロコインコのバジルとの暮らしを綴ったブログが大人気のトップブロガー。ブログタイトル「魅惑のここっとライフ

 

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