その28「2021上半期読書・ふじゆり的ベスト5」

こんにちは。花祭窯おかみ・ふじゆりです。

今年上半期の読書記録振り返り。毎日少しづつでも読書時間が確保できると、読める本の量も増えていきますね。さっそく「2021上半期読書・ふじゆり的ベスト5」をご紹介!

第5位:
『リアルビジネス3.0 あらゆる企業は教育化する』(日経BP)日経トップリーダー編

「事業の教育化」の流れと実例を示したビジネス書です。自分のしている仕事の可能性をとらえ直すのに、「教育化」は役に立つ考え方だと思いました。

第4位:
『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』(プレジデント社)オードリー・タン

時の人、台湾IT相オードリー・タン氏の自著。彼女に関する本をこれまで4冊読みましたが、一冊選べと言われたら、わたしは本書をお勧めします。

第3位:
『シャネル CHANEL』(講談社)藤本ひとみ

『一人で勝手に藤本ひとみ祭り』と称し、半年で彼女の著書を10冊以上読破。『皇妃エリザベート』『王妃マリー・アントワネット』など、女性を主人公にした歴史小説もおすすめです。

第2位
『起業の天才!江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』(東洋経済新報社)大西康之 著

リクルート社や創業者江副さんに関する本はたくさん出ていますが、本書はその最新版にして470ページに及ぶ大作。著者のジャーナリスト魂が感じられました。

第1位
『小説 イタリア・ルネッサンス 』シリーズ(新潮文庫)塩野七生

『1 ヴェネツィア』『2 フィレンツェ』『 3 ローマ』『4 再び、ヴェネツィア』の塩野七生ワールド。ルネッサンス時代のイタリアを旅するように読める本です。

キーワードとしては「藤本ひとみ」「塩野七生」「オードリー・タン」な上半期でした。どうやら「人物」に対する興味が強く出ていたようです。読書傾向を通して「今の自分の志向・状態」を見つめ直すことができるのが、また面白いですね。

<日常の禅語>不立文字(ふりゅうもんじ)

「知識だけでは人格は向上しない」というほどの意味です。「ほんとうに大切なことは、体験により伝えられるものであり、文字や言葉だけで表現することはできない」との解釈も。

わたしが入門している茶道南方流は「口伝(くでん)」でのお稽古です。先生方のやさしさに甘えて、習ったはずのお作法を毎回うろ覚えのワタクシ。習い始めの頃は「お作法の手順を書いた本があればよいのに」と思ったりもしました。でも、たとえ書いてあるものを頭に入れてお作法をそつなくこなしても、その背後にある「ほんとうに大切なもの」は身に付かず、「なぜそのようになるのか」への真の理解に辿り着くことはできないのですね。

「不立文字」の文字を見ると、「茶の本道は修行による人格の向上であり、それでこそ禅寺で行う意味がある」と説く和尚さまのお顔が浮かびます。「何年かかっても、自然に体が動くようになるまで、稽古をし続けることこそが大切なのだ」と自分に言い聞かせれば、気持ちも楽になるから不思議です。


花祭窯おかみ・ふじゆり(藤吉有里)

「古伊万里」の名で知られる肥前磁器の伝統工芸文化、技術を基にした窯元「花祭窯」のお内儀。おかみとして窯を支えつつ、自らもアートエデュケーターとしてMeet Me at Artを主宰する。

花祭窯(はなまつりがま)
ふじゆりスタイル

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