【日日是好日】その5「知らなかったことを知る。」

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

少し前のこと。大学生の男の子が、我が家にたどり着きました。

千葉からヒッチハイクと徒歩と、たまに公共交通機関を使っての日本一周中とのこと。大学4年生。就職をする前に、なにかが足りないと感じたようです。

大学を休学して、スケジュールを決めずの模索旅。福岡にある我が家に到着したのは、千葉県をスタートして22日目でした。ヒッチハイクも初めてなら、寝袋とテントでの野宿も初めてで、恥ずかしかったり、辛かったり、怖かったり、何度も心折れそうになったと話してくれました。
それでも旅が続いているのは、それ以上の何かがあるからこそだと思います。

我が家を出発後の彼の足取りを気にしています。
こういうときSNSは便利ですね。フェイスブックで毎朝日記を書いてくれるので、安否確認ができてありがたいです。

彼の日記によく出てくるのが「知らないことがたくさん」「知らなかったことばかり」という言葉。その言葉を見るたびに、自らを省みてハッとします。「世の中に知らないことが、まだまだたくさんある」ことを、日々の生活のなかで忘れていやしないか?と。

「知らなかったことを知る」。

それも二次的な情報としてではなく、自らの実体験を通して。知る喜びを満たす毎日が、彼が旅を続けるモチベーションになっているのだろうな、と思いました。

毎日いろいろなトラブルに見舞われつつ、それらを何とか切り抜けて新しい朝を無事迎えた彼の日記を読むと安堵します。

「可愛い子には旅をさせよ」の言葉が頭に浮かんでは、無事日本一周を終えて千葉に帰り着きますようにと祈る毎日です。

9月の花遊び:野菊

9月9日重陽の節句は菊の節句とも呼ばれますが、これから晩秋にかけてが楽しみな野菊。ご近所にワイルドに咲いているのをいただきました。

茎がグネグネと曲がっていたのを、そのまま生かして横長の花器に投げ込み。
野にある花はまっすぐな姿でないことが多いですが、その個性のおかげで思いがけずまとまることも多々。