第24回「猫の様子で秋を感じる」


年々、気候が昔とは変わってきている気がします。
もう半世紀近く生きておりますから
小学生の頃というと40年前…ということになりますが。
(いやっ!自分で言っててこの数字がコワイ!)

それくらい昔の日本の…北陸の夏はそんなに暑くはなかったんですよ。
まぁ、夏だから暑いのは暑いんですが
家中の窓を開け放して風を通して、扇風機の前で
「ワレワレはウチュウジン」とか言ってたのが40年前の夏でした。
今のようにエアコンを切ったら病院送りになるかもしれないとか、
外で体育の授業してたら熱中症でバタバタ倒れちゃうとか、
そんなことになるような暑さではなかったような気がします。



そんなアラフィフに厳しい夏。

なんでしょう、気のせいか今年はそんなに苦しんでない気が。
だいたい暑すぎると、いろんなことへの意欲が削がれ
食欲も無くすからちょっと痩せたりするんですが
今年は痩せることもなく。
何だか順調に過ごしてしまいました。


しかし、猫たちはその点敏感でしたね。
特にミルさんが。

元々そんなにゴハンにがっつくタイプではないから分かりにくいんですが
やはり夏は少々食欲が落ちるんですねぇ。
それがお盆を過ぎたあたりから、何となく食欲が戻ってきてる感じが
ありました。


そうか…暑さのピークは過ぎたんだな。


自分の肌ではもう分からなくなってるので、猫の様子で秋を感じてます。



珍しくおかわり。


しかも要求の仕方が、ちょっと人間ぽい。
小賢しい…。



40年前にもなる私の小学生時代。
我が家では子供のおやつなんてものは無くて
それでも小腹の空く小学生のミルカ少女は、
勝手にさつまいもをレンチンして食べたり、りんごを丸齧りしておりました。

しかし私は知っていた…。
普段は触ることのない水屋の一番上の扉。
そこにはお客さん用の湯呑み茶碗と茶托が入っている。

そして!
そこに隠されるように、お菓子が入っているのを!


別にそのお菓子はお客さん用ではない。
母がたまにこっそり食べてるのを、私は知っていた。
なんだよ、お母さんお菓子食べとるやないか!

でも、私も欲しいとは言い出せないミルカ少女。
言ったらくれたかもしれないのに、私はお菓子なんてイイんです
という顔をしながら、母の居ぬ間にこっそり食べるという。
悪いやつでした。



「おかわり欲しいです」

というミルの、引き出しを見つめる視線に
自分の悪事を思い出すアラフィフの私。

そうかそうか欲しいのかい、
そしてカリカリの場所も知ってるんだな、賢いなぁ〜。
もう気分は「孫に好かれたいバーバ」である。
小賢しい奴め…と心で思いつつも、食欲が戻ってきてる嬉しさもあり
「やだよこの子は」とか言いながらカリカリを足す。

夏も終わったんですかねぇ…。

(藤緒ミルカ)


【藤緒ミルカさんのすっきり体験記①,②】
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②バカ腸のその後…【その後】


藤緒ミルカ

猫3匹とご家族のほんわかとした日常を描いたブログ、「母さんは今日も世話をやく」が、猫好きの方のみならず幅広い世代に人気のトップブロガーさんです。
現在、アメブロ公式トップブロガーとして活躍中。藤緒ミルカさんのブログはこちら(アメブロ)

 

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