「没頭」の効用。 New!

こんにちは。花祭窯おかみ&アートエデュケーターふじゆりです。

最近なにかに没頭しましたか?思えば幼い頃は、遊びに夢中になって時間が経つのを忘れる、なんてことがしょっちゅうありました。趣味でスポーツをしている友人に話を聞くと、練習でも試合でも、没頭する時間がけっこうあるようです。わたしはといえば、読書中に周りの音が聞こえなくなることが、時々。でも、気を散らして、「ながら」行動をしていることの方が多いです。

没頭すると、心身ともにある種のリラックス状態に導かれて、気持ちが安定したり、頭がスッキリしたりする、と言われています。他のことを一切考えない状態は、瞑想状態に似ているのかもしれませんね。瞑想状態を目指すのは、意識的な行動であり、努力を伴うイメージがあります。対して「没頭」は、無意識の結果(おそらく)なので、より自然で無理のない感じがします。

少し前に、思いがけず没頭状態になることが立て続けにありました。一度は、クラシックを聴きに行ったときのことで、指揮者の方の動きをじっと見ていました。演奏はずっと聴こえていたと思うのですが、隣の席の方が座り直した時にふっと我に返り。気がつけば一楽章が終わるところで、十五分近くが経っていました。

もう一度は、美術館で絵を観ていたときのこと。来館者が少なかったので、チャンスとばかり、ダリの絵の前に陣取りました。監視員さんの動きで我に返ったときは、やはり十五分ほどが経っていました。ただの居眠り?疑惑もありますが、あれは没頭状態だったはず(笑)。とてもリラックスしていて、心が穏やかになりました。

どちらのときも共通していたのは、スマホの電源を切っていたこと、薄暗い会場で対象(指揮者・絵画)にスポットライトが当たっていたこと、音楽・絵という自分の好きなものに向かっていたこと。この連続体験から、わたしにとっての「没頭に至る条件・環境」が、じわっと見えてきました。「没頭→リフレッシュ」のサイクルで、自分のご機嫌を取っていけたら良いな、と思います。00


花祭窯おかみ・ふじゆり(藤吉有里)

「古伊万里」の名で知られる肥前磁器の伝統工芸文化、技術を基にした窯元「花祭窯」のお内儀。おかみとして窯を支えつつ、自らもアートエデュケーターとしてMeet Me at Artを主宰する。

→花祭窯(はなまつりがま)
→ふじゆりスタイル

一覧

執筆: | 公開: