するっと抹茶誕生物語

まさか自分がこんな目に合うなんて…!

はじめまして。おつうじ屋の代表の石井です。
私はほんの数年前まで、頑固な便秘症でした。このツラさが分からない人は平気でこんなことを言います。

「たかが、便秘でしょ?」

あなたなら分かってくれますよね。お腹がパンパンに張る、あのツラさ。1週間以上お通じがないなんて当たり前。吹き出物はできるし、胸やけがして食欲がなくなります。訳もなくイライラするし、仕事をしていても集中できません。さすがに2週間出ないときは仕事がまったく手につかず、頭痛と吐き気で大変な思いをしたこともありました。

便秘に良いと言われる食べ物もたくさん食べました。きんぴらごぼうに野菜サラダ山盛り、玄米・こんにゃく・ヨーグルト。便秘解消のために色んな努力はしてみたけれど、余計にお腹が張って苦しくなるばかりです。意識して水分を摂ったり運動をしても、私の頑固な便秘はいっこうに良くなりません。

パンパンに張ったお腹。立っていられないほどの腹痛をどうにかしたい一心で、身体に良くないと思いながらも下剤に手を出してしまいました…。

便意を感じない!?当たり前のことができない身体に

初めは1錠で十分に効いていた下剤ですが、だんだん効果が薄れてきました。2錠に増やしてみました。しばらくするとまた効果が薄れてきたので、3錠にしてみました。次第に量が増えていきました。
何だかとても怖くなってきて、下剤をやめたくなりました。

下剤の代わりに、便秘茶を飲むことにしました。センナやキャンドルブッシュが入っているお茶です。植物性だから下剤より安全だと思っていましたが、成分に詳しい薬剤師の友人が、
「センナは下剤の主原料で、下剤を飲んでるのと同じだよ」と教えてくれました。センナ葉は医薬品、センナ茎は健康食品となっていますが、製造工程で葉と茎を厳密に分けるのは難しいらしく、センナ茎にも強い成分が入ってしまうそうです。

聞いた時は本当にショックでした。慌てて飲用を中止しました。宣伝文句には「自然素材100%で安心の健康食品」と書いてたのに…。
次は「にがり」を試してみました。(当時流行っていました) こちらもよくよく調べてみると、病院でよく処方される緩下剤の「酸化マグネシウム」と基本的な効果は同じと知りました。

次は「アロエ」に挑戦。アロエも種類によっては、皮の部分が下剤として医薬品になるということが分かりました。自然素材、天然素材だから安心とは言い切れず、医薬品として使用する「下剤成分」もあるということを初めて知りました。

しかし、その頃には自然な便意を忘れかけていたので、便意を起こす何かに頼るほか解決方法がありません。便秘茶のほとんどに「下剤成分」が使われていて、食物繊維主成分と表記してある商品でもよく見ると「センナ」「キャンドルブッシュ」の成分が含まれていて、下剤成分を使っていない便秘茶に巡り合うことはできませんでした。

そうこうしているうちに、また下剤を飲む悪循環に逆戻り。そんな生活を繰り返しているうちに、 気がつけば私の腸は自分で動くことをやめてしまいました。

自然な便意を感じて自然に排便するという「当たり前」のことができなくなってしまったのです。そうです。自ら便秘体質を作ってしまったのです。自分に責任があるとはいえ、やりきれない思いがありました。

下剤を常用することでこんな身体になるなんて、本当に知らなかったんです。恥ずかしくて、誰にも相談できませんでした。頭の中は常にお通じのことでいっぱいで、暗い顔をして毎日を過ごしていました。

あきらめかけた、その時…!

そんなある日、私はある素材と運命的な出会いをすることになりました。「グア豆」という珍しい豆を粉末にしたものでした。便秘に良いとのことですが、一般に出回っているものでなく、なかなか手に入らないという貴重な素材でした。少し興味もあったので試してみることにしました。

粉末状でそのままでは飲みにくかったので、お茶に混ぜて飲んでみることにしました。便秘茶で痛い目にあっているので、正直まったく期待はしていませんでした。ところが飲み始めて1週間が経ったころ…!

「ゴボッ!ゴボッ! ゴボゴボゴボッ」

何!?この感覚!?腸が、動いてる??

腸が動いているのが自分でもはっきりと分かったのです!
下剤の時とはまったく違う手応えでした。お腹に手を当ててみます。
「ゴボゴボゴボゴボ・・・・」

何コレ!?すごい!すごすぎるっ!

「ゴボゴボゴボゴボ・・・・」

何かがおへその当たりから下のほうへ、ゆ〜くりと動いている感じが分かりました。その後、本当に久しぶりに「自然な便意」というものを感じました。

そして…

「すごい!すごすぎる!何コレ!?」

私は思わずトイレで叫んでいました。全然痛くなく、するするーっと出る本当に気持ちのよいお通じでした。こんなに自然なお通じは本当に久しぶりだったので、それはそれは、もう飛び上がるくらいに嬉しかったです。

それから不安定な時期が3ヶ月ほど続きましたが、「腸が生まれ変わってるんだ!」と思って乗り越えました。毎日根気よく飲み続け、今では「私、本当に悩んでいたの?」と疑うくらい、自然なお通じが当たり前になりました。

さらに嬉しいことに、まったく太らなくなりました。少し食べ過ぎてもお通じがあるので太りません。便秘で悩んでいた頃はなかなか落ちない体重にイライラし、ダイエットに熱を入れていた時期もありましたが、太らないのでその必要がなくなりました。太りやすい体質だと思っていたのに、この体質改善は嬉しかったです。

便秘の時の肌荒れも改善され、肌つやが良くなったと周りから言われるようになり、食事も今までの何倍もおいしく感じます。さらに体質だと思ってあきらめていた、肩こり・頭痛も改善されました。

便秘が解消されるだけでこんなに健康体になれるなんて!

良くなったのは体調だけではありません。心がとても軽くなったんです。ずっと抱えていた不安な気持ちや罪悪感がなくなっていたことに気がつきました。
私は世界にひとつしかない自分だけのオリジナルを見つけた!と有頂天になっていました。
そんなある日のことでした。

薬局の便秘薬コーナーで、下剤を選んでいる女性を見かけました。
顔色が悪く、疲れている感じに見えました。今までいろんなものを試してきたのでしょう。

真剣に選んでいます。私は下剤成分に頼っている方、頼らざるを得ない方の気持ちは誰よりも分かるつもりです。以前の私もそうでしたし、どうしようもないあのツラさは経験者しか分かりません。
しかし下剤成分を飲み続けた結果、さらに便秘をひどくするという事実を知らないために、お金を払ってまで身体に負担をかけ、自ら便秘体質を作り、悩みが解消されない毎日を送っているというのはとても残念なことのように思えました。

真実を伝える方法はないものか。私に何かできることはないだろうか。

その瞬間、ひらめきました!

「このお茶が製品化すれば、便秘で悩んでいる方の何かお役に立てるかもしれない!」

下剤成分を使用しない素材で、自然な便意を取り戻したものはこのお茶しかありません。
でもそんなすごいものはどこにも売っていないし、誰も知らない。

でも私はまったくの素人。「想い」はあっても、それを実現するためにどうしたらいいかまったく分かりません。そこで製品開発に詳しい友人に相談してみました。私の思いやアイデアを伝えたところ喜んで協力してくれることになり、ありがたいことに次々と協力者が集まりました。そして新製品を作ることになったのです。

粉まみれの日々

はじめから何でもうまくいく訳がありません。最初は失敗の連続でした。

毎日粉まみれになりながら新製品の開発に明け暮れていました。あきらめかけたことも一度や二度ではありません。でも私に協力してくれるみなさんは、みんなその道のプロの方。励まされ、支えられ、試行錯誤しながら地道に研究を続けました。

製品の開発には予想以上に時間がかかりました。今まで色んな製品を試してみて、心の底から満足できるものがなかったので、自分自身が納得できる商品をどうしても作りたかったのです。

まず、女性の目線からこだわったのは、

  1. 自然な素材のみ使うこと
  2. 無添加であること
  3. 安全性の高い素材を使うこと

この3つです。自分自身が今まで痛い目に合っているので、身体に負担をかけるような製品は絶対に作りたくなかったのです。さらに、

  • 腹痛、下痢にならない
  • 妊娠中でも安心して飲める
  • 美容・健康に良いビタミン・ミネラルが摂れる

にもこだわりました。こうして試行錯誤を繰り返し、便秘でお悩みの方々に実際に飲んでいただき、

「もったいないくらい出た!」
「楽にでた」
「これはすごい!」

との嬉しいお声をいただくことができました。「石井さん、すごい商品をつくったね!早く製品化してね、絶対買うから!」こんなお声をもらったときは涙が出るほど嬉しくて、この製品は便秘で悩む方たちに求められているものなんだなと確信しました。

晴れて私は、世界にひとつだけのオリジナル商品の開発に成功しました。名前は「するっと抹茶」です。私の想いとアイデアがひとつの形になって、今では全国のお客様に喜んでいただくまでになりました。本当に夢のようです。
するっと抹茶の開発に協力してくれた皆様、そしてそれを受け入れてくれたお客様に心から感謝しています。本当にありがとうございます。想いをお伝えしたいと長文になってしまいましたが、お時間を割いて最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

※2014年に姉妹品「するっとカフェ」の販売を開始しました。するっとカフェの開発には2年の歳月がかかりました。→するっとカフェ開発秘話はこちら