あなたの便秘が解消されない9つの理由

「こんなに何日も便をためこんで、私の腸は大丈夫なのかしら!?」
「うそ!知らなかった……!!」今まで常識だと思ってたのに、じつは非常識だった!?

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便秘を放っておくと、一体どうなるの?

便が詰まって出なくなるのが便秘です。食べる → 消化・吸収 → 排出という基本的なことができなくなると、美容だけでなく健康も損ないます。

体内の老廃物や毒素は便から約75%、尿から約20%排出されています。本来ならば排出されるべきものが、からだに残っていては健康体で過ごせるはずがありません。

便を長い間ためておくと、一体どうなってしまうのでしょう?よく「真夏の生ゴミ」と表現されます。夏場は食材がすぐに腐ってしまいますよね。本当にあっという間に。腸内の温度は40度近くあり、腸内でもそれと同じことが起こります。つまり、便が腐ってしまうのです。便が腐ると悪玉菌が一気にふえ、こんな症状が出はじめます。

●おならが出る(かなり臭う)
●お腹が張る
●便秘
●腹痛や下痢

それだけではありません。

腐敗した老廃物から出た毒素が、腸から血液に入り込んで五臓六腑をかけ巡ります。
その毒素が、皮膚に運ばれると肌荒れ・吹き出物・にきびの原因となり、肺に運ばれると口臭の原因となります。頭に回れば頭痛の原因にもなります。たかが便秘、されど便秘。信じられないかもしれませんが、便秘が原因でからだ中に不調が起こります。

そこで女性がまずとる行動はなんでしょう?

●便秘茶を飲む!
●仕方ないけど、下剤を飲む。
●とりあえず、美肌サプリメントを飲んでみる
●ニキビが良くなる!という謳い文句の化粧品を買ってみる
●肌の手入れを始める
●口臭ケア用品を買う
●鎮痛剤を飲む。

こんなところでしょうか。悩みをなんとか解消したいお気持ちはよく分かります。でも、残念ながら根本的な解決方法ではありません。
腸に腐った便をためて次々に有害物質を作り続けていれば、美しくなることはできません。なれたらむしろ、驚きです。真に美しくなりたければ、便秘茶や下剤での一時しのぎの便秘解消法や、外側からのケアはひとまず置いといて、根本的に便秘を解消することが大切です。根本的な便秘解消とは「腸が自ら動いてスムーズに排便できる」当たり前のからだに1日でも早く戻してあげることです。

巷には、たくさんの便秘解消法、便秘商品があふれていますが、やり方や使いかたを間違えると、便秘をさらに悪化させてしまうことも。
このページでは、「あなたの便秘が解消されない9つの真実」と題して、9つの便秘解消法についてひとつずつ解説していきます。

【理由1】えっ?便秘茶って下剤なの?

◆ 便秘茶って下剤なの? 便秘茶でさらにひどい便秘になるって本当!?

便秘茶の副作用として、自然な便意を感じにくい体質になってしまうことを知っていますか。センナ、キャンドルブッシュ、ゴールデンキャンドルなどの「下剤成分」が含まれている便秘茶を飲み続けていると、その下剤の刺激に腸が慣れてしまい、だんだんと効果が薄れてきます。

飲む量を増やせばまた便意を感じるようにはなりますが、その刺激にも腸が慣れてしまい、ますます飲む量を増やさなければならないという悪循環に陥ります。飲み続けるほど、排便が難しくなるのです。腸のぜん動運動の低下は便秘を悪化させる原因のひとつです。

◆ 体臭や口臭の原因にも

下剤系の便秘茶の便の状態は、消化不良(下痢)が多く、お腹が痛くなるのはもちろん、大腸に大きなダメージをあたえます。下痢が続くと腸からの栄養の吸収が妨げられますので、栄養不足になり美容と健康を損ないます。

それだけでなく、腸内で有益なはたらきをする善玉菌がすみにくい環境となり、悪玉菌がふえる原因にもなります。悪玉菌は腸内で有毒なガスを発生させ、体臭や口臭の原因になるだけでなく、腸内環境を悪化させ便秘の原因を作ります。

お通じはあるけどいつも下痢気味。疲れやすく顔色がすぐれない、ヤセ型なのに下腹はポッコリ。おならが異様に臭く、口臭が気になる。思い当たることがあれば、便秘茶の常用による体調不良を疑いましょう。

◆ 商品を選ぶ基準

安全な商品を選ぶ基準は、「下剤成分」を使用していないことです。
下剤成分を使用しているものは「※妊娠中・授乳中の飲用はお控えください」と記載されていることが多いようです。
妊婦の身体はとてもデリケートですので赤ちゃんに何かしらの影響があると困りますよね。だから妊婦さんに飲んでもらったら困るのです。逆にいえば、妊娠中でも安心して飲めるものはそれだけ安全なものと言えるでしょう。

便秘茶の中には、センナ系の下剤成分がはいっているお茶もあるので選ぶときは慎重に。→センナの怖さはこちら
ダイエットのために軽い気持ちで飲みはじめて、飲まないと排便できない体質を自ら作ってしまう女性たちが後を絶ちません。自然な便意を失った腸を元の状態に戻すのは、一筋縄ではいきません。
下剤系の便秘茶には副作用があることを念頭に置いて、下剤成分を使わない方法で健康的なからだを目指しましょう。

センナの茎を使った茶類の商品テスト結果が、国民生活センターにより公表されていますので、参考にしてください。
ダイエットなどをうたった「健康食品」−センナ茎を使った茶類を中心に− (国民生活センター)

【理由2】腸内洗浄って本当のところ、どうなの?

◆ 腸内洗浄で免疫力が下がる!?

腸内洗浄とは、腸に水やコーヒーなどを注入して便を洗い出す方法です。民間療法などに使われています。腸内洗浄をして、きれいさっぱり便を洗い流す!さぞ、気持ちのよいことでしょう。ただ、日常的に行うのはあまりおすすめできません。

準備に時間がかかり、排便するためだけに人生の貴重な時間つかいすぎるのは本当にもったいないことです。自然に排便できるようになればそれに越したことはないのです。しかも便だけでなく、からだに必要なものまで流れ出てしまうとしたら…?

じつはこの腸内洗浄。腸内環境を守るため大切なはたらきをする「腸内細菌」まで、便と一緒に排出してしまうのです。つまり腸の中が本当にカラッポになってしまうんですね。問題はその後です。毎日のように腸内の菌を洗い出していたら、いつまでたっても善玉菌がすみつきませんし、善玉菌あっての免疫力が低下してしまう可能性も否定できません。

また悪玉菌がふえやすい環境なります。なぜでしょう?宿敵「善玉菌」がいないので、悪玉菌はものすごい勢いで増えはじめるのです。腸内環境が乱れると、免疫力が一気に低下し、感染症やガンの原因になるとも言われています。

◆ 自然な便意がなくなってしまうことも…!

便秘を根本的に解消するためには、自然な便意を取り戻すことです。腸内洗浄を繰り返しおこなっていると、その自然な便意がなくなってしまうこともあります。自然に排便できたら、それに越したことはないですよね。

最後に注意点ですが、高齢者や腎臓の機能が弱っているかたは、むくみを引き起こしたり、心臓によけいな負担がかかったりする場合があるので注意してください。また、腸の手術をしたことがあるかたも厳禁です。

【理由3】便秘と下痢を繰り返すのはどうして?

先進国アメリカでは、なんとビジネスマンの「お通じ」が社会問題になっています。QOL(Quality Of Life)、言わば生活の質に影響を与えるというのです。通常、トイレは1日1回が普通です。しかし精神的なストレスのため便通がおかしくなっているビジネスマンが増えているというのです。

過敏性腸症候群(IBS)といい、「下痢型」 「便秘型」 「交代型」があります。とくに下痢型は男性に多い傾向にあります。この症状の特徴は、1日に何度もトイレに行ったり、ひどい人になると電車に乗っても各駅停車のたびにトイレに駆け込むという厳しい生活を強いられています。仕事中もトイレばかり、仕事は集中できないでは、企業にとって大きなダメージになってしまいます。

これは企業だけでなく国全体の損失ということで、アメリカでは現在、国をあげての予防・改善に乗り出しているようです。しかしこれは、何も海の向こうだけの話ではありません。日本も同じ状態になりつつあるのです。

◆ 女性に増えているストレス腸

「便秘が治ったと思ったら今度は下痢に。とりあえず、便秘解消できた?」
いえいえ、どちらも便通異常には変わりありません。便秘が治ってようやく排便できたかと思えば、ひどい下痢だったり「コロコロ」したウサギの糞みたいな便が出たり、残便感を感じることはありませんか。

これは『過敏性腸症候群』と呼ばれている症状で、若い女性を中心に急激に増えています。原因は主に精神的なストレスです。緊張するとお腹が痛くなりますよね。腸と心理状態は密接につながっていて、ストレスを感じると腸にかなりのダメージをあたえてしまうのです。

◆ 便秘に食物センイは厳禁?

このタイプの便秘は、ごぼうやキャベツなどの、不溶性食物センイは逆効果です。これらの食物繊維は、腸壁をこすりながら出てくるので、腸に負担をかけてしまいます。

ほかにも、唐辛子などの刺激物、にんにく、アルコールも控えたほうがいいでしょう。とにかくよく噛んで、消化のよい食べ物をたべるよう心がけましょう。中でも、水溶性食物繊維はとくにおすすめです。腸に負担をかけず、やさしく通過します。

【理由4】食物繊維でお腹が張る、ガスがたまる

◆ お腹が張ってつらくなるのはどうして?

「便秘解消のために、野菜をたくさん食べてるけど、よけいに詰まっちゃう。」

そう感じたことはありませんか?

もしかしたら、間違った食物繊維のとり方をしているのかもしれません。食物繊維なら何でも便秘に良いというのは大間違いです。便秘解消によかれと思ってやっていたことが、かえって便秘をひどくするということもありますので注意してください。

よけいに詰まる感じがする原因は、便の材料である不溶性食物繊維をとりすぎた場合です。サツマイモ、ほうれん草、ごぼう、キャベツなどに多く含まれる繊維です。この便の材料を腸に入れると、腸に大きな負担をかけてしまう場合があります。それは腸のはたらきが弱っているとき。
便が流れない状態で、便の材料を送り込めば、便はたまっていく一方です。

食物繊維を意識してとっているのにいっこうに便秘が解消されないという方は不溶性食物繊維をとりすぎているのかもしれません。不溶性の食物繊維はかえって逆効果になるということを覚えておいてくださいね。

そんなときにおすすめなのが水溶性の食物繊維です。この水溶性繊維の場合、便の材料になるのはごく少数派。そのほとんどは善玉菌が食べてしまいます。そして、腸に有効なはたらきをする「有機酸」を作り出し、腸内を「弱酸性」の状態にします。そして便秘解消に一役買ってくれるのです。
便を強引に押し出す不溶性食物繊維とは違い、自然に腸を刺激して排便をスムーズにしてくれる水溶性食物繊維。この効果は見逃せないですね。

また、水溶性食物繊維はネバネバした粘度と水分を抱え込む「保水性」をかねています。腸内にたまった老廃物や毒素をはじめ、食事でとった脂肪やコレステロールまでをも排出するという驚くべき効果が確認されています。水溶性食物繊維はあらゆる便秘のタイプの特効食品です。けいれん性便秘をはじめあらゆるタイプの便秘に悩むひとにおすすめです。

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「便秘解消のため、野菜サラダをたっぷり食べてます」という方へ。

残念ですが、あまり効果的な方法とはいえません。サラダの代表野菜にレタス、きゅうり、トマトなどがありますが、その95%以上は水分です。
しかも食物繊維を含んでいるのは100分の1程度。食物繊維は1日に20g以上とるのが理想なんですが、サラダだけで食物繊維をとるならば、単純に計算しても2kgは食べる必要があります。お腹が破裂しそう……。気の遠くなるような数字ですね。

サラダで食物繊維をとりたいのであれば、ちょっと工夫してみましょう。生ではなくゆでた野菜を利用するのです。ブロッコリーやカリフラワー、いんげん豆などが理想ですね。中でも優秀なのは「豆」です。意外に思われるかもしれませんが、「豆」には便通を良くする食物繊維がたっぷり含まれています。

100gあたりの食物繊維のランキングで上位にくるのは寒天、きくらげ、干しシイタケなのですが、この数字に惑わされてはいけません。そのほとんどが乾物です。水に戻すとかさがふえ、そう多く食べられるものではありません。また、食物繊維のとりすぎは、カルシウムや鉄・亜鉛などからだに必要なミネラルを吸着して排出させてしまいます。あくまでも全体の栄養バランスを考えた上で、1回の食事でどのくらいの量の食物繊維がとれるかを考えることが大切です。

そう考えた場合、豆がいちばん優秀なのです。食物繊維の効用を体内で十分に発揮させるためには食物繊維とともに水分を十分にとることが大切です。ダイエットのために水分を控えるかたがいますが、水分が十分でないとせっかくの食物繊維も生かされません。

最後に、水溶性食物繊維をふんだんに使ったおつうじ屋のオリジナルレシピをクックパッドで紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
おつうじ屋★便秘解消のキッチン

【理由5】ヨーグルトの乳酸菌ってほんとに効果あるの?

◆ 乳酸菌は腸内をそのままスルー!?

「ヨーグルト。効果がないばかりか、たべすぎて太りました(涙) Mさん」
「乳酸菌をとっても改善される気配なし! Kさん」

こんな声をよく耳にします。
原因はヨーグルトや乳酸菌サプリメントにあるわけではありません。からだの免疫システムです。
乳酸菌は、腸にたどりつく前にほとんど胃酸で殺菌されてしまうんです。運よく腸までたどりついたとしても残念ながら、腸内をスルーしてしまいます。

ある意味、外敵からからだを守る、人間のすばらしい免疫システムです。

◆ 食べる乳酸菌は育てるのが難しい!?

せっかく腸に送り込んでも生きたまま腸内に届けるのは難しい乳酸菌。
届いたとしても、育てるのはもっと難しい。ヨーグルトを毎日食べましょうといわれているのはそのためで、食べるのをやめると乳酸菌はいずれいなくなってしまいます。

また、毎日同じヨーグルトを食べ続けるのはちょっと大変ですし、乳製品は動物性の脂肪が多いのでカロリーを気にする女性も多いのではないでしょうか。(最近は脂肪ゼロのものも出てますね)

ただし、胃酸などによって死滅した乳酸菌の死骸は、もとからお腹にいる腸内細菌のエサになるので、そういう意味では、便秘解消に効果的です。
ただ、ほかの乳酸菌をお腹で育てる、という観点からは難しいのが現状でしょう。

【理由6】糖質制限で便秘になる人が急増中

◆ ご飯を抜くと便秘になる?

ダイエットを始めたとたん、お通じがピタっと止まる。そんな経験はありませんか。
どうしてお通じが悪くなってしまうのでしょう?

たとえばマヨネーズ。たっぷり入っているときは、スムーズに出てくるけど残り少なくなると、出にくくなりますよね。
つまり、量を食べないことで便のボリュームがなくなり、大腸が便を送りだせなくなるんですね。

そんなことを繰り返しているうちに、腸のぜんどう運動が低下、さらに栄養不足による、体力の低下。免疫力の低下。腸内環境の悪化。
アララ…。からだのあちこちに支障が出てきます。

そもそも大腸は、ただ便を作るだけの場所ではありません。
腸内細菌がはたらくことにより、脂肪の吸収をおさえる、脳の神経に作用して食欲を抑えてくれる、といった肥満を防ぐ役目もあるんです。無理なダイエットで腸が弱ると、よけいに太りやすい体質になってしまいます。

◆ 腸をいたわって健康的にダイエット

簡単にダイエットできる方法があります。それは、腸を健康にすること。
腸が健康になれば、「いる・いらない」をしっかり分けてくれるので、太りにくい体質になります。腸を丈夫にして、腸内細菌を元気にするのはご飯です。

ご飯のでんぷんには食物繊維と似たはたらきをするので、便秘解消に効果がありますし、また腹もちもいいので、間食を防ぎます。
脳のエネルギーにもなるので、頭の回転も良くなります。まさにいいことづくめですね。
腸をいたわって、健康的なダイエットを心がけましょう。

【理由7】センナで自然排便ができなくなるって本当?

センナで排便できるしくみって!?

便秘解消に効果があるセンナ。このセンナで排便できるしくみってなんでしょう。植物性だから、自然で安全な感じがしますよね。
腸が自然に動いて? 腸内細菌にはたらきかける?
いいえ。残念ながら両方とも違います。センナを飲むと、腸の中でどんなことが起こるのでしょう。センナは腸にとっては異物(毒)です。

からだを守るために必死に毒を出そうとします。それがセンナで排便できるしくみです。ひどい腹痛に襲われるのはもちろん、排便のコントロールが難しく、外出どころではありません。そんな理由から、センナを飲むのは休日前と決めている方も多いですね。

センナを使っての強制排便は、腸に負担をかける便秘解消法です。長く飲み続けると腸が痛み、「過敏性大腸炎」になったという事例もあります。耐性がついてしまいますので、飲めば飲むほど効果が薄れてきます。いくら植物性といっても、腸にダメージをあたえる便秘解消法はおすすめできません。

■豆知識■ センナって、なぁに?

センナは便秘薬(下剤)の主原料です。アフリカ原産のマメ科の植物で、葉と実が医薬品と指定されています。センナ茎は医薬品ではなく、お茶や健康食品などに分類されますが、茎と葉を厳密に分ける事が出来ずに、葉の混入が問題になっています。副作用として、下痢、腹痛、悪心、身体依存、脱水症状などがあります。

◆ アロエにも気をつけて!

健康的に便秘を解消したいのであれば便秘薬はもちろん、センナ系のお茶の常用は控えたほうがいいでしょう。センナという名前以外にもセンナ茎山扁豆(センナの中国語)などなど、いろんな名前で表記されています。表記が違っても効果、副作用はほとんど同じです。

【理由8】漢方薬で腸が真っ黒に

◆ 長期服用で腸が真っ黒に!?

漢方便秘薬は、自然でからだに優しそうなイメージですよね。しかし、漢方薬といえど薬は薬。薬には副作用が伴います。
漢方便秘薬の主な成分は大黄(生薬)です。これらの生薬を長い間飲み続けると、大腸メラノーシス(黒皮症)になりやすくなります。つまり、腸が色素沈着を起こして真っ黒になってしまうのです。

原因は、生薬に含まれている化学物質のアンソラシンです。腸が色素沈着を起こしてしまうと、どんなダメージがあるのでしょう。

◆ 長期服用の危険性

腸が色素沈着を起こすと、腸の機能が低下します。腸が本来もっている「自力排便力」がますます弱くなるのです。
漢方便秘薬は、半年以上使用すると色素沈着を起こしやすいと言われていますので、やむを得ず使用する場合は、長期服用にならないように注意してください。
選ぶときは、長期服用や副作用の影響などを、専門医や薬剤師さんによく相談しましょう。

【理由9】便秘薬は飲めば飲むほど効かなくなる

◆ 便秘薬で腸がダメになる!?


下剤を気軽な気持ちで飲んでいませんか。からだに良くないと感じながらも、手軽さのために手放せないかたも多いようです。しかし下剤は、便秘を治してくれるお薬ではありません。大腸を強制的に動かして、「一時的」に便を出す薬です。下剤の長期服用の代償は大きく、使い続けていくうちに自力で排便できないからだになってしまいます。

◆ 下剤ダイエット!?

さぼり腸中学生や高校生の間で、下剤ダイエットが流行していますね。若いかただけでなく、成人女性の間でも下剤をダイエット目的で使っているかたはたくさんいます。みなさん、口をそろえて“やめたら太りそうで怖い”と仰います。しかしこれは完全に間違ったダイエット法です。

薬を使って強制的に排便を促してもからだ内の水分や栄養を無理に外に出しているだけで、決して余分な脂肪が落ちたわけではないのです。

さらに長い間飲み続けると副作用で腸が色素沈着をおこし、腸がまっ黒になってしまいます。腸が黒ずんで色素沈着を起こしてしまうと、腸の運動機能を低下させ、自力で排便する力がますます弱くなってしまいます。

最近は、植物由来の薬や便秘茶も増えてきていますがほんの少量下剤成分が入っているだけでも、からだへの負担は相当大きなものです。手軽さの裏には、大きな危険が伴うことがあるという事を、けっして忘れないでください。お通じは一生続く、人間にとって大切な行為ですから、自力でのお通じを大切にしたいものですね。


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